2023年も残すところあと僅かになりました。ひのきでは2月に新年度を開講しますので、間もなく新しい学年の授業が始まることになります。
そこで今回は、ひのき進学教室で設置している各コースの内容をお伝えしていければと思います。ひのきの各コースについて、できる限り丁寧にご説明しますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
◇ ひのき中学受験プログラム(小2~小6)
ひのきでは、小2・小3の皆さんに向けたチャレンジコース、小4から本格的な中学受験コースであるアタックコースを設置しています。
最近の中学受験では公立中高一貫校の入試を意識した適性検査型入試、算数または国語の1科目入試や英語利用入試など、帰国生入試以外にも様々な入試形態が増えてきています。しかし、難易度の高い低いに関わらず国語・算数・理科・社会の4科受験を基本とする学校が多いのが実態ですので、アタックコースでは4科受講を選択されるご家庭が多いです。
最近の中学入試では、難関校ばかりでなく中堅校でも人気校では倍率が高くなる傾向が見られます。私立中高の問題も大きく変化をしてきており、基礎的な学力を前提としたうえで、「思考力」「表現力」「判断力」を問う出題をする学校も多くなってきています。ひのきでは、このような状況も踏まえ一人一人の志望校を見据えた丁寧な指導を心掛けています。
アタックコースは、従来から原則として夕方7時には授業が終了する無理のない時間割のなかで、中学受験のカリキュラムをしっかりこなしながら小学生としての生活を乱すことなく受験勉強を進めています。さらに地元密着塾としての強みを活かし、近隣の学校の情報に精通しており、保護者会や面談などで保護者の皆様と共有を図っています。
こうした取り組みが生徒の皆さんの頑張りと保護者の皆様のご支持・ご支援と相俟って、多くの合格実績につながっています。
◆小2・小3チャレンジコース
小2・小3チャレンジコースは、これからの学校生活の中で、あるいは中学受験の中で必要とされる「思考力」「表現力」「問題解決能力」の養成をスタートするためのコースです。
中学受験をするための準備としてノートのつくり方・宿題の進め方の指導など、学習方法の指導や学習の習慣づけから始めます。毎週の学習時間をしっかりと決め、受験に向けた1週間のペースを作っていきます。
授業では、週2回の通塾と規則正しい家庭学習をくりかえしながら、「学習する楽しさ」を習得していきます。毎回の授業を楽しんで受けてください。小2・小3でしっかりと土台を築くことができればいいですね。
◆小4アタックコース
小4アタックコースでは、中学受験の基礎となる内容を学習していきます。基礎といっても、公立の小学校のカリキュラムと比べると進度が速く、より深い内容まで扱うため、学校の勉強と比較するとかなりの学習量を必要とするプログラムです。
例えば、小学校の学習において小数・分数の四則計算の学習は小5・小6で扱います。しかし、ひのきを含むほとんど全ての塾の中学受験カリキュラムでは、それらを小4の後半には終了しています。小5から中学受験の学習を始める場合は、毎週の新しい学習に加えてこれらの学習を進める必要があります。その為、小4で中学受験を検討されている場合はアタックコースでの学習開始をお勧めしています。
とは言え、必要以上に恐れる必要はありません。ひのき進学教室の授業は、進出単元の丁寧な導入から始め、例題の説明・類題による演習を繰り返し、重要単元の理解、定着をはかります。そして小4のうちは「国語・社会」「算数・理科」というように1日に2教科の授業を行い、週2回で無理なく通塾できる形になっています。もちろん楽な勉強とは言えませんが、ひのきの先生たちが全力でバックアップしていきます。一緒に頑張っていきましょう。
◆小5・小6アタックコース
小5・小6アタックコースでは、小4アタックコースで学習した内容を基にした応用学習と、新しい単元の学習を進めていきます。
小5では、受験基礎力の上に知識をきちんと積み上げることを目指します。授業時間は増えますが、この時期での学習量の多さと学習内容の濃さが、受験期になって大きな学力の差となって表れます。
小6では、迫る入試本番に向け、さらなる実力向上を目指します。単元学習は小6の7月までで終了し、後半は様々なレベルの入試演習や単元別演習で実戦力を養成します。細かな記述の仕方や効率の良い答案の書き方、問題を解く順番や合格点の取り方まで、志望校合格に向けた確かな学力を完成させます。
小5・小6アタックコースでは小4アタックコースの学習を前提としていますが、決して小5からスタートされる皆さんへの門戸を閉じているわけではありません。実際に、小5から始められて上記の合格実績に載っているような学校に合格される方も複数名いらっしゃいます。もちろん、授業を受けながら他の生徒の皆さんが既習の内容を補っていかなければならないため、大きな負担がかかり大変なのは間違いありませんが、ひのきでは個別指導の併用などを含め全面的にバックアップしていきますのでご安心ください。
小5・小6アタックコースの科目は「国語」「算数A」「算数B」「理科・社会」となります。算数は他の科目と比べても学習量が多く難度が高いため、原則としてAとB両方の授業が必修となります。予めご了承ください。また、生徒の皆さんの状況によって「理科演習」「社会演習」を設置する場合があります。その場合は教室からご案内させていただきますので、そちらをご確認いただければ幸いです。
◇◇夏の特訓「夏季集中特訓」◇◇
40年の長きにわたり実施されてきた伝統の「ひのき夏季合宿」。昨今の厳しい情勢により残念ながら中止となってしまいましたが、そのノウハウを受け継いだ「夏季集中特訓」を実施します。
期間中に実施されるコンクールでは、ひのき全教室の参加者全員で試験を行い、この期間での学習結果を競います。こんな緊張感の中で試験を受けたことのない生徒たち。本番に強い子、実力を出し切れない子、うっかりミスをしてしまう子など、さまざまです。しかし、この経験を共にした生徒たちは、全員「本番に強い子」に成長しています。
◇◇日曜特訓・過去問演習講座・正月特訓 ※小6対象◇◇
これまで伸ばしてきた力を「合格する力」に磨き上げるのが小6の秋から実施する「日曜特訓」「過去問演習講座」です。実際に出題された入試問題に慣れること、ミスを減らし確実な得点力をつけること、ライバルと力を競い合うことで実戦力をつけること、すべてがこの特訓の目的になります。
特に「過去問演習講座」では、生徒の皆さんそれぞれの志望校の過去問(主に算数)を教材とし、出題傾向の把握や得点力のアップを目指していきます。少人数指導を行うひのきの強みをフルに活かしたこの講座を、最大限活用してください。
また、1/2~1/4の3日間で「正月特訓」を実施します。「受験直前に正月ムードに浸って緊張感を途切れさせたくない」という保護者の方の声からスタートした特訓です。 3日間の中に最重要単元を絞り込んだ学習内容を用意しています。
◇◇アタックコース外部模試◇◇
中学受験用の外部模試は複数ありますが、ひのきでは主に首都圏模試センターの「合判模試」か、四谷大塚の「合不合判定テスト」を利用しています。
小6アタックコースでは入試に近い緊張感を持って臨む練習として、10月~12月は月例テストに変わって外部模試を会場受験していただきます。小5も年に数回受験する機会がありますので挑戦してみましょう。
◎首都圏模試センター「合判模試」
私立中堅校~難関校に幅広く対応した模試です。
小6の7月まではひのきの学習カリキュラムに沿った内容での実施となりますので、学習定着度を測る事にも向いています。
◎四谷大塚「合不合判定テスト」
難関校受験者の母数が多い模試です。
小6の7月までは四谷大塚のカリキュラムに準拠した出題となるため、ひのきの学習カリキュラムと進度・範囲がやや異なります。そのため、ひのきでは全範囲が終了する小6の9月以降に受験することをおすすめしています。
◇ひのき高校受験プログラム(小4~中3)
◇プライム算数
中学生で数学ができない生徒の大半は、数学ができないのではなく前提となる算数ができていない人がほとんどです。
学習指導要領の改訂により一部単元の前倒しがあったり、同じ単元でも要求レベルが高まったりと、数年前に比べれば小学校の算数はかなり難しくなってきています。これまで以上に時間をかけ、しっかり考えて1つ1つの学習内容を習熟していかなければなりません。
ひのきでは、中学につながる算数として「小数・分数の四則計算」「割合」「速さ」「比」「平面図形」の完全マスターを目標に、授業や課題を通して定着を図っています。
◇プライム国語
文章読解力・表現力を高めるには、漢字の習得や語彙を増やすことが重要です。ひのきでは、ことわざ・慣用句・四字熟語を系統立てて学習し、単元別テストなどを通じて、習得度を常に測っています。
また、「資料を読み解く問題」や「品詞の分類」など、一歩進んだ応用学習をおこなっています。
こうした知識分野の充実と並行して、物語文・評論文等の正確な読み取り、適切な答案づくりの手法を指導していきます。
◇プライム英語 ※教室により設置状況は異なります。
小5・小6の英語が「外国語活動」から成績の付く「教科」に格上げされ、新学習指導要領に基づいた英語学習が始まっています。現行のテキストを見てみると、4技能重視の流れに沿った構成になっています。
高校入試においては、まだ長文読解とリスニングを中心に問題が構成されるので、中学部の英語は従来通りの授業も進めていきますが、高校入試の動向に注意しながら小学部・中学部でその都度最適な英語学習の形を作っていきます。
公立入試では、学力重視の傾向から内申点の比重は少し下がってきてはいますが、内申点が得点化されることは変わりません。また、私立の入試でも、一部の難関校を除けば内申点が合否に大きく関わってきます。
プライム中学生コースでは、高校受験に主眼を置いたカリキュラムで学校に先行しつつ、学校の定期テスト範囲に対応したワーク等を通じて、内申点も取れる指導を行っています。
受験学年である中3では、上記に加え夏季集中特訓や日曜特訓など、第一志望の学校にフォーカスした合格プログラムを実施していきます。
◇プライム国語
「英数の勉強を優先して、国語は後から…。」といった声は毎年必ず聞こえてきます。苦手な単元や解法が明らかな他の科目に比べ、国語はすぐに効き目のある勉強法がイメージしにくいからでしょう。しかし、国語にも勉強の仕方がありますし、むしろ国語こそ早くからきちんと勉強しなければいけない科目です。
プライム国語では、漢字・語彙力は漢検3級の中3全員の取得を目標(上位クラスは準2級合格を目標)として進め、長文では「出題者が文章を素材に何を答えとして要求しているか」をとらえる事を意識させながら高校受験への学習を進めています。
◇プライム理科・社会
公立高校の入試は5科目です。そして、理社のうち6割~7割は中1・2の学習範囲からの出題となります。ひのきではこうした状況を踏まえ、理科・社会の授業を中1から設置しています。早いうちから生徒たちに理社の重要性に気付いてもらい、高校入試に向けた意識付けをしていきます。
入試では資料や実験結果からの読み取り問題が多く出題される傾向にあり、単純な暗記だけで対応しきれるものではありません。さらに、神奈川県のように理社の入試問題の難易度が上がるなどの状況も出てきています。早い時期に知識を整理し、応用問題へ取り組める体制を作ることが重要になります。
また、私立高校の単願推薦・併願優遇の基準は多くの高校で5科ないし9科の内申を元に設定されています。高校入試のための受験勉強は5科が標準であるとお考えください。
その為、月例テストは理社の受講の有無にかかわらず5科での受験を原則としています。毎月の点数が安定しないようなら早めに理社の学習を始めましょう。
◇プライム数学
数学は積み上げ型の教科です。つまり前の単元が分からないと次の単元の理解に支障を来します。つまり中学数学という形で体系づけられた教科を3年かけて学ぶというイメージです。
通常の公立高校の受験のみを考える場合、この体系は指導要領の範囲内で構成されたものを学べば良いのですが、私立高校・公立難関校を考える場合は、少し範囲の広い内容を取り込んで受験勉強をする必要があります。
「ひのき」では定期テスト対策などを挟みつつ、上位クラスでは学校の進度よりもやや速いペースで学習を進めていきます。そのため、途中からの参加となると未習の部分が多くなり、塾での学習内容に追いつくのに少し時間がかかります。もちろん途中から入会された場合もスムーズに授業についていけるように最大限のサポートは行いますが、なるべく早いうちから塾での学習に参加していただくとご本人の負担も少なくなりますのでお勧めです。
◇プライム英語
2023年度、ひのき進学教室では英語教育の新しい動きに対応すべく、英語4技能対策アプリ「ELST(English Listnening&Speaking Testing」を中1~中3の英語の授業に導入しました。
これは「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を幅広く学習することのできる教材で、スピーキングについてはAIが自動採点して、発話したその場で採点結果がフィードバックされます。ネイティブの音源も豊富で、短い時間を利用して日常的にネイティブの発音に触れることができ、「使える英語」の習得を目指す新しい英語教育に最適の教材です。
■ 教科書対策
【単語】 〔音読〕→〔意味テスト〕→〔日→英テスト〕
新出単語をネイティブの発音を聞いて先ず音読。意味テスト→書き取りで、綴りまで確実に覚えます。
【本文】 〔音読〕→〔シャドーイング〕→〔ディクテーション〕
本文は、音読に続いてシャドーイング。さらにディクテーションまで行い教科書を完全定着します。
■ 英検対策 ※準1~5級に対応
【英検単語】
〔発音〕→〔シャドーイング〕→〔意味テスト〕→〔選択問題〕→〔ディクテーション〕の繰り返し
【1次試験対策】
市販の教材が丸々一冊アプリに収録されています。アプリの特性を生かし、紙の教材では出来ない〔シャドーイング〕〔ディクテーション〕などにも対応しています。
【2次試験対策】
◇トレーニング
・音読対策
・パッセージについての対策
・イラストについての質問対策
・受験者自身の意見対策」
◇模擬試験
・面接練習…各問題形式に個別に取り組みます
・模擬試験…面接試験を最初から最後まで通して練習
2次試験対策は画面に面接官が登場し本番さながらの試験を体験することができます。
■ 公立高校英語リスニング対策
東京都・神奈川県はもちろん、全国の公立高校の英語入試問題のリスニングテストを数年分搭載しています。
単に解くだけではなく、問題文の「シャドーイング」「ディクテーション」が出来るようになっていますので、解きっぱなしにはせず、しっかり理解・定着させるような仕組みになっています。
■ 中学生英語スピーキングテスト(ESAT-J)対策 ※東京都
東京都では2022年度から都内全公立中学生を対象に「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」を実施しています。これは全国に先駆けて、4技能のひとつ「話す」を評価するテストとして実施されるものです。
このテストは4つのPARTから出来ていますが、ELSTは、この4つのPart全てに対応しています。
◇中3数学演習・英語演習
高校入試の英語長文問題では、学校の教科書とは異なり非常に長い文章を読むことになります。中には問題文だけで3ページ以上という学校もあります。そんな長文問題で点を取るためには、早い段階から長文に慣れていく必要があります。英語演習では長文の読み方や、読み取るうえでのポイントの押さえ方などを学習します。
数学演習では過去の重要単元の復習に加え、学校ではまともに扱われないにもかかわらず私立大学附属校レベルで出題されやすい「数の性質」など、難関校の入試に対応した問題の習得を行います。
※設置状況は教室により異なります。
◇◇夏の特訓「夏季集中特訓」◇◇
40年の長きにわたり実施されてきた伝統の「ひのき夏季合宿」。昨今の厳しい情勢により残念ながら中止となってしまいましたが、そのノウハウを受け継いだ「夏季集中特訓」を実施します。
期間中に実施されるコンクールでは、ひのき全教室の参加者全員で試験を行い、この期間での学習結果を競います。こんな緊張感の中で試験を受けたことのない生徒たち。本番に強い子、実力を出し切れない子、うっかりミスをしてしまう子など、さまざまです。しかし、この経験を共にした生徒たちは、全員「本番に強い子」に成長しています。
◇◇日曜特訓・正月特訓 ※中3対象◇◇
これまで伸ばしてきた力を「合格する力」に磨き上げるのが中3の秋から実施する「日曜特訓」です。
実際に出題された入試問題に慣れること、ミスを減らし確実な得点力をつけること、ライバルと力を競い合うことで実戦力をつけること、すべてがこの特訓の目的になります。
また、1/2~1/4の3日間では「正月特訓」を実施します。「受験直前に正月ムードに浸って緊張感を途切れさせたくない」という保護者の方の声からスタートした特訓です。 3日間の中に最重要単元を絞り込んだ学習内容を用意しています。
◇◇プライム中学生コース外部模試◇◇
プライム中学生コースでは2月と9月を除く年10回の月例テストがありますが、それとは別に高校受験用の模試として、進学研究会の「Vもぎ」と新教育研究会の「Wもぎ」、伸学工房の「神奈川全県模試」を中心に、最難関校受験用に駿台の「駿台模試」も受験できるようになっています。都立・県立入試のマークシート式に慣れるという点でも、9月以降、ひと月に1回は必ず受験しておきましょう。
◎進学研究会「Vもぎ」・新教育研究会「W合格もぎ」
都立・県立校受験に対して母数の非常に多い模試です。
学校相談等で私立高校に持っていく機会もありますので、9月以降、必ず受験していきましょう。
(Vもぎは都立に、W合格もぎは神奈川県立・都立にそれぞれ対応しています。)
◎駿台「駿台模試」
国立・最難関私立校受験者は受験してみるとよいでしょう。
非常に難易度の高い問題ですが、解説をしっかり読み込んで理解を深めれば難関校入試で求められる力が身についていきます。
◎伸学工房「神奈川全県模試」
神奈川県立高校入試に特化した模試です。
神奈川県内では最大規模の受験者の母数があります。
いかがでしたでしょうか。今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。ご質問などありましたら、お気軽にお近くのひのき各教室までお問い合わせください。
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